学校に通わず自宅で勉強していても、「出席扱い」にできる制度をご存じですか?
中学での出席日数は内申点に影響します。
小学生だと「欠席のままで良いかな」と思いがちですが、出席扱いになることで一番喜ぶのは子供本人。
学校を休むことで少なからず「罪悪感」のようなものを感じがちですが、自宅で通信教材で勉強して「欠席日数ゼロ」となることで、日々の努力が認められたと感じるみたい。
子供がいつまで学校に通えないのか、いつか登校する日のための準備はできないか、色々不安もありますが、私は早めに「出席扱い」という制度を知ることができて良かったと思っています。
「出席扱い」の7要件
不登校を出席扱いにするためには、文部科学省が定める7要件を満たす必要があります。
ただ、全ての要件を満たすのか自己判断するのは難しいですし、学校ごとに要件の解釈が違う場合もあります。
そして「出席扱い」のためには学校との交渉・相談も必要。
最初は少しハードルが高いかなと感じました。
その辺りをかなりサポート支援してくれるのが、私の娘も使っている「すらら」という通信教材の会社。
出席扱いにすごく詳しくて、なんと学校のスクールカウンセラーの先生と直接電話で話して出席扱いの制度について話したり、他校での実績などをレクチャーしてくれます。
東京都内であれば、学校への同行訪問もしてくれるということで・・・何だか信じられませんよね。
他の通信教材の会社にも問い合わせみましたが、出席扱いについて学校に直接説明してくれるのは「すらら」。
他の会社は、「出席扱いの対象となる通信教材ですか?」と聞いても、「通っている学校に聞いてみてください」と言われたので、不登校の場合はすららが適していると感じました。
出席扱い 対象教材 |
出席扱い サポート |
|
すらら | 〇 | 〇 |
A社 | 学校に 要確認 |
× |
B社 | × | |
C社 | × |
すららは一般向けの知名度は低いですが、個人塾や学校にも採用されて43万人もの生徒が使っている、教育従事者の間では有名な学習教材。
日本eラーニング大賞・文部科学大臣賞にも選ばれています。
出席扱いには、学校に自宅学習の履歴を送る必要がありますが、それも「すららコーチ」にお願いしてログイン履歴を送ってもらえるので、本当に助かりますよね。
資料請求すると、自宅にこんな封筒が届きます。
開けてみると、すららの紹介資料だけでなく、「出席扱い」に役立つ文部科学省の資料も入っていました。
私は資料を読むだけでもかなり気が楽になったというか、目の前が開けた感じがしたので、もしよければ読んでみてくださいね。
【無料】すらら資料請求:https://surara.jp
すららでの自宅学習はこんな感じ
娘が毎日、どんな風にすららで勉強しているのか、少しだけご紹介しますね。
自宅のPC/タブレットからログイン
家族共用のパソコンでログイン!
娘がすららにログインすると私にもログイン通知が届くので、「勉強してるなー!えらいなぁ」と感じる瞬間です。
先生はキャラクター
すららでは、講師の先生ではなく、キャラクターが勉強を教えてくれます。
キャラクターの声はプロの声優さんが担当しているらしく、かなり本格的。
正答すると「くぅぅぅ!すごいぜっ!!」など褒めてくれるので娘も嬉しそう。
さかのぼり学習・繰り上げ学習もOK
すららは「無学年方式」。
どの学年の勉強でもできるようになっています。
たとえば、小学3年生の娘は、苦手な算数は小学2年生の単元も勉強できますし、ちょっと背伸びして4年生の国語を勉強することもできます。
学校に通っていない時期の勉強にも遡って学習できるので、マイペースに進められて良いなぁと感じています。
すららコーチがつく
生徒1人1人に「すららコーチ」という先生が付いてくれます。
すららコーチの良いところは、遡りのポイントを教えてくれる点。
「無学年方式」でどの学年の勉強もできると言っても、どこが理解できていないのか判断できないと困りますよね。
その点、すららコーチは、勉強の直接指導はしませんが、「ここが難しかった!」などと質問すると、「〇〇のユニットを復習すると良いよ」などの遡りポイントを助言をくれます。
また、勉強スケジュールを作ってくれるのも有難い!
すららコーチは、学習塾経営者(「すらら」を自分の塾の教材として使用している)の先生。気になることがあるときはメッセンジャーでやり取りできるのが心強いです。
学校の速度にも合わせられる
無学年方式のすららですが、もちろん学校の進度に合わせて進むことも可能。
教科書ごとの対照表があるので、担任の先生からの情報をもとに、学校の進度と照らし合わせながら勉強を進めることができます。
学校に復帰を視野に入れる場合は学校の進度を意識した方が良いと思うので、教科書ごとの対照表があるのは便利だなと思います。
眠たくならない授業
すららの学習は、「レクチャー(講義)」と「ゲーム(問題)」で構成されています。
レクチャー部分の講義をずっと聴き続けるのは大変!
だけどすららの場合、途中でクイズのような感じで質問を投げかけてくれるのが良いシステムだなと思っています。
ある意味「双方向」でのレクチャーなので、「眠たくなりにくいのでは?」と感じています。
ペットを育てられる
すららの中では、ペットを飼うことができます。
勉強して目標を達成してポイントを獲得し、そのポイントで、ペットに餌をあげたり、部屋の家具を買ったりできるんです。
娘はネコのペットを選び、名前を付けて可愛がっていますよ。
猫の声を聴いたり、餌を与えることがログインや勉強の動機にもなっているので、育成ゲームをしているようで楽しそうです。
親向けの説明会もあり
月に2回、親向けの子育て支援?のようなWeb勉強会を開いてくれます。
発達障害や不登校の生徒が多いという特徴から、「HSC/不安が強い子の関わり方講座」や「ICTを使った出席扱い制度」などのテーマもあるんです。
私が「出席扱い」を知ったのも、すららの勉強会がきっかけ。
講師の方の「頼ってください」「なんでも相談してください」という温かいお声を聞いて、出席扱いを検討するようになりました。
すららの良いところは他にも色々ありますが、書ききれないので気付いた部分だけ書きました。
もう少し詳しい説明はすららの公式サイトが分かりやすいです。
値段は高いようで安い。満足してる
すららの月額費用は、金額だけを見れば正直お安くはないかなと思っています。
小中コース | 中高コース | |
3教科 | 8000円 | 8000円 |
4教科 | 8000円 | – |
5教科 | 9980円 | 9980円 |
※4か月継続の場合は割引あり
※税別価格
だけど、すららが対応してくれる不登校の数々のサポートを考えると、安いくらいかなと思っています。
学校に電話をかけて説明してくれたり、学習履歴を学校に送ってくれるなんて、通信教育の枠を超えていると思いませんか?
今、子供用の通信教材はたくさん販売されていて、どれも魅力的なものばかりです。
不登校でなければ、たくさんの教材のなかから選べると思います。
だけど、大手各社は、「自社の教材を使って出席扱いの制度の適用になるかは分からない。学校に聞いてください」というスタンス。
だから、たくさんの通信教材のなかから不登校にピッタリのものを探すと、やっぱり「すらら」なんですよね。
子供が元気に楽しく勉強してくれている、それが全てかなと感じています。
私が思う「出席扱い」のポイント
自宅学習を「学校への出席扱い」とするにあたり、私が大切だと感じたポイントが3つあります。
- まずは実績を作る
- すららの人に頼める部分は頼む
- 焦らない
1.まずは実績を作る
出席扱い制度は、「自宅での学習」を出席日数として認めてもらう制度。
そもそも自宅で学習している状況がなければ出席扱いにはなりませんので、まずは自宅で学習しているという状況を作るのが大切です。
不登校になった当初は勉強どころではありませんが、少し落ち着いた段階ですららにログインだけでもする習慣をつけるのが良いと思います(例えば、担任の先生が定期的に届けてくれるプリントに取り組めるようになった段階ですららを始めるetc)。
そして、すららにログインする習慣がついた後に学校に出席扱いの相談に行けば、学習実績が提示できて具体的な話に進めるかと思います(学校へのタイミングはすららに相談しましたが、ベストタイミングを教えていただけました)。
2.すららにお願いできる部分は頼む
「出席扱い」と言っても、学校での前例がない場合、なかなか話が進みません。
担任の先生から教頭へと進んでも、校長で話がストップしてしまったり。
そんな困った状況のときは、すららの出番!
すららから学校に対して電話などのサポートをしてもらい、文部科学省の出席扱い制度の概要や他校での前例などを説明していただくことで、学校側が前向きな姿勢になることもあるんですって。
口下手ですし、あまり学校の先生に強く言えない性格なので、すららの方にサポートいただけるのは本当に心強いです。
3.焦らない
これは自分に対しての戒めでもありますが・・正直、毎日すららにログインするだけでも良いかなと思っています。
娘が産まれたときは「ああして欲しい」「こうしてほしい」と娘の将来に思いを馳せましたが、正直今の現状だと、心穏やかに過ごしてくれたらそれで良いかなと。
色々諦めてしまったわけではありません・・!
だけど、多くを望むというよりも、娘がやりたいことを見つけて、目標に向かっていってくれたら十分かなと思っています。
不登校が続くと、際限のない沼に落ちたように疲れますが、出席扱いという制度を利用できて、親子共々救われる場合もあります。
国が認めてくれた制度を使って、少しでもいい方向に向かうと良いなと思っています。
最後に
不登校になると、子供も親も辛いです。
学校を休むことに罪悪感を感じたり、自分の育て方を反省してみたり・・・
だけど、人生無駄な経験なんてありません。
回り道したと思っても、それが今後の人生の大きな糧になることだってあります。
今は人より遅れているように感じても、大器晩成の可能性だってあります。
とにかく、子供の未来は希望に満ち溢れています。
そんな希望を潰すことのないように、子供の価値観を尊重できるように、親ができるサポートは全力でしてあげませんか。
将来、子供のことを振り返ったとき後悔しないよう、今を思いっきり受け入れましょう。
すらら資料請求:https://surara.jp